2009年04月21日

大人の美的好奇心を応援する 【軽井沢アート塾】開講しました!

第1回講座 『陶芸家田端志音氏が語る〜百人一首ミステリー回廊』
4/18(土)14時より軽井沢鶴溜(つるだまり)にある志音窯・展示室において開催されました。
総勢50名近い参加者の皆さんが、お茶室を兼ねた真新しい展示室で田端氏の陶歴や百人一首にまつわる興味深いお話をうかがい、休憩タイムには浅間山を望むテラスでティータイムのひとときを楽しみました。

次回「夏編」は詳細が決まり次第、軽井沢アート・コントラーダサイトでご案内いたします。どうぞお楽しみに!
posted by 軽井沢 アート・コントラーダ at 15:18| TOPICS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月22日

アトリエ訪問 (ゲスト)増田洋美さん〔ガラス・インスタレーション〕

PLAY THE GLASS

〜ガラスを奏でる〜

                01.jpg

喫茶店増田さんとってガラスとは…
ガラスは本当に綺麗な素材だとつくづく思います。技術を駆使すればいくらでも綺麗になる。それだけに現代アートの素材としては非常に怖いものだと感じていました。
『ガラスから本当の面白さだけを取り出したい』そこに焦点をしぼって、頭の中をシンプルにして考え抜き、行き着いた答えがガラスの持つ「柔らかさ」を表現することでした。光沢のない黒マット状に仕上げ、自在な形を作りだす。もしこれを金属や陶土でやろうとしたら至難の技です。
ガラスそのものをアピールしたかった私は、ひたすらガラスだからこそ作れる形を模索してきました。そうすることで工芸ではなくアートと呼ぶ作品になりえたと思っています。

喫茶店板ガラスを中心とした作品から、インスタレーション〔鑑賞者が空間全体を体験する作品〕へと表現方法が移っていきました
ガラスを素材として扱いはじめたのは80年代ですが、あたかもゴムのように見える艶消しの黒い作品を作ったことがきっかけで俄然面白くなってしまい、以来「量と大きさで勝負するしかない」と考えるようになりました。
91年に艶消しの黒と鏡面仕上げのシルバーで、インスタレーションの初個展を開催しましたが、その半年後に闘病中だった夫が世を去り、私の人生そのものが大きく変化したのです。

喫茶店そして2000年からイタリアでの仕事が始まりました。なぜヴェネチアを選ばれたのですか?
これはもう第一にガラスのメッカであること、それとやはりヴェネチア・ビエンナーレが大きな理由ですね。私は作品を現代アートとして発表したかったので。

喫茶店2001年にイタリア初個展、翌年には「OPEN 2002(国際屋外美術展)」日本代表に選ばれました
初個展は今から思えば不本意な内容でしたが、ヴェネチアをあげてビエンナーレが開かれているわけですから、名もない作家の小さな個展でも、ちゃんと目にとめてくれる人がいました。
そのうちのひとりが世界的批評家ピエール・レスタニーのアシスタントを務めていた人物で、彼が翌年の「OPEN 2002」への道筋をつけてくれたのです。憧れの“世界のレスタニー”に批評をもらった時の嬉しさといったらありませんでした。

喫茶店サン・フランチェスコ教会の回廊を色ガラスが埋めた03年の個展が注目を集め、いよいよ05年にはヴェネチア・ビエンナーレ個人部門正式出品となりました
05年のビエンナーレの私の会場は教会の集会所のような建物でした。最初そこを訪れた時には「えっ、どうしてこんなところで?」と絶句するほどの荒れ放題状態。「これはもう建物全体をひとつの作品にするしかないな」そう決心すると、3階建てのすべてを使って天井から黒いゴムシートを吊るすプランを立てました。最初は「釘1本打ってもまかりならん」と制約が厳しかったのですが、神父様を徐々に説得しながら(笑)、最終的には自分でも驚くほどの空間を作りあげることができました。観客の「会場が素敵!」という感想を聞いて、我ながらよくやったな…と。ある建築家から「今回のベスト3のひとつだ」と評されたのも嬉しかったですね。
ビエンナーレ2005_009.jpg「ヴェネチア・ビエンナーレ2005」インスタレーション風景

喫茶店08年はボローニャやヴェローナのアートフェアに出展なさいました。09年のご予定はいかがでしょう?
私の一連の作品はロンドンでも人気があり、今後はパリとドイツでの展開も視野に入れています。
それと、追分での自然に溶け込んだ私の日常の場で、人手を入れない自然の庭にガラスが良く似合うことを発見し、それを楽しみに来てくださる方々と心の交流を始めています。

喫茶店追分のアトリエでは、板ガラスの作品も制作されているそうですね
ライフワークである「水しぶき」をモチーフにした作品を作り続けています。何枚かの板ガラスを重ね、上から全体の構成を見ながらパーツを接着していく作業なのですが、なかなかはかどらないのが悩みの種です(笑)。
そもそも軽井沢は避暑だけのつもりでしたが、親しい友人である佐藤允弥(水彩画家)・万理子(ガラス作家)夫妻が、「軽井沢は冬もいいよ」と誘ってくれたので、通年で仕事ができるならと定住を決めました。自然に囲まれていること、倉庫や工房のための広いスペースが取れるところが魅力です。


インタビュー後記)
何からも自由であることを愛する“遊び”のひと
広大な森の中で飄々と暮らす増田さん。世界の現代アート界に挑む気鋭アーティストの尖ったイメージにはほど遠く、歯切れの良い語り口と明るくさっぱりとした性格で、たちどころに相手を惹きつける。
「私は理論は苦手。感覚と情熱で作品づくりをしてきたの」というだけに、ひとたびスイッチが入ると思いもよらないパワーが湧き、突き上げられるように作品と対峙してきた。ライフワークの水しぶき型の作品などは、一時期一年がかりで1000個のパーツを一気に吹きあげたという。
亡くなる直前のご主人に「君は売れるガラスが作りたい、それとも売れなくてもいい?」と訊かれ、増田さんは即座に「売れなくてもいい」と答えていた。静かに「わかった」と頷いたご主人の表情が、今も鮮明に心に残る。わかった…そのひとことの真意を探る旅が、果敢な創作活動を背後から温かく支え続けている。
現在、追分アトリエの庭には、07年台風による倒木のシルエットの中に、色ガラスの歪んだボールが思い思いの方向を向きながら“遊んで”いる。倉庫に存在するという膨大な作品で大規模なオーケストラを奏でてほしい…その想いはふくらむばかり。

posted by 軽井沢 アート・コントラーダ at 09:56| TOPICS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

軽井沢の秋を彩る「第6回軽井沢トガの木 工芸フェスタ」

軽井沢・小諸・上田エリアで創作活動にいそしむ
7名の作家たちによる工芸展。
今年で6回目を数え
「ギャラリー蔵」の秋の恒例イベントとしても
すっかりお馴染みになりました。
yagisawa.jpg
軽井沢アート・コントラーダに名を連ねる
浅沼真知氏(染織)・八木澤奈々氏(漆芸)
山室深志氏(木工)も
それぞれに意欲作を出展。

21日(日)にはシルクコースター作りに挑戦する
体験イベントも開かれます。
ぜひお出掛けください!

■会期 2008年9月13日(土)〜23日(火)
■時間 9:30〜17:00
■会場 軽井沢 離山 ギャラリー蔵(国道18号線・南原信号そば)

■出展作家
浅沼 真知(染織)市川 洋子(染色)岡本 一道(陶工)櫻井 芳孝(陶芸)
たけうち ふみこ(手紡ぎセーター)八木澤 奈々(漆芸)山室 深志(木工)

■特別展示「素材は語る」
繭から絹糸へ/藁と焼物/土壁塗り(協力:杜の工房)

■絹布作り体験 シルクコースター(500円)
9/21(日) 10:00〜12:00/14:00〜16:00

posted by 軽井沢 アート・コントラーダ at 23:59| TOPICS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月23日

『赤と白と3でアートを…』

work.jpg美しく過激なギャラリストが発した
このオファーに
11名のアーティストが果敢に挑んだ

赤と白のトリオーレ(三連譜)展

〔会期〕
08年8月1日(金)〜9月28日(日)
(金)・(土)・(日)のみOPEN
13:00〜18:00 入場無料

〔会場〕
ギャラリー Tri Angle
027-395-3309

〔共催〕
すどう美術館(小田原)
0468-36-0740


〔出展作家〕
遠藤 茂子
大矢 雅章
オーガ フミヒロ
岡野 里香
神尾 桂
杉本 裕子
利根川 佳江
ノモト ヒロシ
長谷川 学
林 美喜
細川 貴司


fune.jpg窓辺にモビール状に吊り下げられた3つのバッグ、
ランダムに並びながら
白い壁面にピタリとハマる薔薇の半球体、
緑の谷を悠然と見下ろす深紅の船にのった犬…
ギャラリーを主宰する徳沢姫代さんと
すどう美術館副館長・須藤紀子さんの名デュオが
極上の「展示」で作家に応える。

「モノトーンが主役になることが多いTri-Angle。
今回は例外的に華やか。これもまた美しい…」
“現代に息づくアートを愛する”
その一点から決して揺るがない
闘うギャラリスト姫代さんは満足げに呟いた。

中には「さんざん(3+3)塗りました」という
涙ぐましいコンセプトの作品も。
(本当に濃い鉛筆でひたすら塗り潰された
長谷川学の漆黒の作品。彼には、
家一軒を鉛筆で塗り潰した作品もあるという。)

作家とギャラリーの信頼関係から立ちのぼる
清々しさ、潔さが感じられる作品ばかり。
己の表現へ、その長きトンネルを黙々と掘り進む
瑞々しい勇気に胸打たれる。

tria.jpg国内屈指の水準を誇るモダンアートスポットへ、
驚きの表情で最初の一歩を踏み入れるゲスト達。
彼らは幸福である。
驚きの中に埋まっている宝石を発見した人は
さらに幸福。
そして、誰もが帰る頃には
この異空間に温かい落着きを感じている。

赤と白に慣れた目に、窓外の緑が鮮やか。
閉幕の頃にはもの哀しいブラウンが微妙に絡まるのだろうか。

〔アクセス〕
浅間プリンスホテル前から下仁田方向へ。
左手に度々出てくる別荘地に入る緑色の鉄ゲート。
その二つ目、和美リゾート入口を入り、
突当りを左折。坂を上り詰めた右手。
道から宇宙船のような白い屋根が見下ろせる。



posted by 軽井沢 アート・コントラーダ at 14:34| TOPICS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

橋本潔先生が「井上バレエ団創立40周年記念公演」を美術監修

hashimoto_1.jpg井上バレエ団7月公演のタイトルは
『3 Choreographers + Peter Farmer』。
今年はバレエ団創立40周年・財団設立25周年・井上博文没後20年の節目の年ということで、海外ゲストも参加してひときわ華麗な舞台が繰り広げられました。〔08年7月12日・13日、文京シビックホール・大ホール〕
hashimoto2.jpg写真は『コンセルヴァトワール』(上、ブルノンヴィル振付)、『グラン・パ・エスパニョール』(左、関直人振付)の一場面。当時の雰囲気を再現した小道具や、先生の銅版画を彷彿とさせる背景にご注目ください。

戦後の舞台美術をつぶさに眺めていらした橋本先生によると、わが国グランドバレエが産声をあげた1946年の『白鳥の湖』日本初演(帝国劇場)では、かの藤田嗣治が舞台美術を担当したそうです。バレエ・オペラ・芝居…舞台芸術を鑑賞する際には、内容をより魅力的に彩る『美術』の役割に目を凝らしてみましょう。





posted by 軽井沢 アート・コントラーダ at 10:20| TOPICS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月30日

「ギャラリー桜の木・軽井沢店」が生まれ変わりました!

2.jpg設計を手掛けたのは「Lanvinブティック銀座」など斬新な作品を次々発表し、「次世代の空間デザイン21人の仕事」に取り上げられるなど、今もっとも注目を集める気鋭の建築家・中村拓志氏(32)です。今回のプロジェクトの模様は、4/29放映『情熱大陸』(TBS)でも紹介され、大きな反響を呼びました。アーチをモチーフに、面構造によるいくつかの空間で構成されたデザインは、洗練された現代性の中に軽井沢らしい上質なナチュラル感を漂わせています。通り過ぎるように絵と向き合うのではなく、じっくりと腰を落ち着けて眺めていたい、そんな温かいアートスポットの誕生です。

posted by 軽井沢 アート・コントラーダ at 22:11| TOPICS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

Jun Ashida作品が『軽井沢アートコントラーダ2007』を
華やかに彩ります

コスチュームデザイン界をリードし続ける芦田淳氏が、軽井沢アートコントラーダに参加を表明。2007年9月に『軽井沢あめみや記念庭園(仮称)』で予定されている軽井沢アートコントラーダ2007(詳細は近日中に発表)では、「エレガント&プラクティカル」(品性と実用性)をコンセプトに、わが国の皇室はもとより、欧米王室、駐日大公使夫人、政財界トップレディーから若きファッションリーダーに至るまで、絶大な支持を集める氏の作品が、現代の美を語りかける予定です。
posted by 軽井沢 アート・コントラーダ at 17:52| TOPICS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。